COTEN RADIO 第一次世界大戦
概要回
人権という概念が生まれた後、これまで貴族と貴族の戦争を、国民を巻き込んだものに変わった。
国家総動員戦になり、多くの人が死ぬことになった。
総死者数、おおよそ2,000万人
技術の発達が多くの人を殺す
一箇所に人が集まることができた。
株式会社により、お金を集めて、鉄道会社を作るとこができた。 機関銃
お金を集める
生産性向上
当時の人がバカだから大戦が起こったわけではない。
情勢や技術など、様々な要素が重なった。
第一次グローバリゼーション
四六時中戦争していたわけでなく、自由経済が活発になり、資本主義の勃興
攻撃するとなると燃やすのがいい。
炸裂弾
火薬
木で造られた船は燃えやすい
防御技術が発達し、鉄で身を守る装甲艦出てくる
軍艦のようになる
そうすると、エンジンの改良重なる
大規模になっていく
補給に役立つ
現地での食糧の略奪も不要に。
長期戦が可能になる。
馬がいた時代は馬の餌も必要になっていたのでそれも不要に。 兵站大事
撤退するハードルが高くなる
電信の発達。
長距離のコミュニケーション。
各地の気象情報を集められる。
航海にも使える
指揮系統も変わる。
鉄道と電信により、戦争の仕方が変わった。
兵器の大量生産
ライフリング
火縄銃だと3列になって大々的に射撃を行っていたが、ライフリングの発展により隠れて射撃が可能になった。 潜水艦、自動車、通信技術、鉄道、兵器、など、こういった要素も加わり、多くの人間を殺すことができるようになった。 帝国と国民国家
「国民」は元からあったわけではなく、人工物。
帝国とは
広大な領域を持っており、さらにコアとなる地域を持っている
支配と被支配の関係性がある
身分の違い
エリートと庶民
国民国家
自国民には国民国家として扱い、植民地には帝国主義のモデルで統一。それぞれのいいとこどりしていた。
民族が多いと、全体を国民として括るのが難しい
国家の教育の在り方
共通語作って、同じ言葉話している人たちを国民とする
勧善懲悪的な論理で対象を煽るのはやりやすい
ファクトで細部を伝えるよりも、分かりやすく感情を揺さぶる方が人を動かしやすい
ここで完全なる国民国家が形成される
徴兵制により身体を国民としてカウント、義務教育により言語が国民化、新聞により世論が統一、鉄道・電信の普及により空間の統一、均質化した国民ができる イギリスが覇権国家に。
海上覇権を制し、イギリスが世界の金融を牽引。
マーケットが活性化し、諸国がイギリスの技術に追いついていく
イギリスが覇権を握っていたが、新興国のドイツが勢力伸ばしていき、それぞれの国がリアクションする。 フランスを孤立させる
ビスマルクの外交戦略は理解していない。
ビスマルクを辞めさせる
拡張路線を辿ったことで、フランスの孤立が緩和し、フランスとロシアが繋がる イギリス・フランス・ロシア
ドイツ、オーストリア=ハンガリー、イタリア
https://gyazo.com/f7c2d71317f74425bf38ebabcb4b42e0
公式の窓口のようなものがなく、バラバラに情報発信され、国同士のコミュニケーションコストも大きかった。
みんな戦争をしたくないがトラブルが連続し、最後にサラエボ事件が発生し、世界大戦が勃発。
タンジール事件 -> ボスニア危機 -> サラエボ事件
ドイツとフランスの対立
ドイツはビスマルク時代ヨーロッパの中で中立の立場だったが、競争の一国となり、中立の国がなくなった。
フランスがイギリスと繋がり、ドイツが孤立化。
ベルリン会議
均衡が崩れた。
民族の繋がりと国の繋がりが一致していない不安定さ
サラエボ事件単体で第一次世界大戦を引き起こしたのでなく、様々な要因が重なって大戦開始の火種となった。
ヨーロッパの火薬庫が爆発
国家予算がある限り、戦争は長引かないとみんな思っていたが、結果的に4年続いた。
大戦前から、イギリスのドイツに対する敵対視
反ドイツのコンテンツ(小説、劇、コント)が増えた。
このコンテンツを享受していた子どもが第一次世界大戦時の大人に。
全員何が起こるかよく分かっていない状態。
第一次世界大戦開始
ドイツは、フランスとロシアに挟まれているので、両側にリソース分散すると対応できないため、フランスと短期決戦、ロシアを後回しという戦略。
ロシアは国土が広いため、戦線に訪れるのも時間がかかるとみていた。
ドイツ軍の対フランス侵攻作戦計画
が、失敗。(マルヌ会戦)
お粗末な内容
塹壕戦
国境線に塹壕敷かれる
全長750km
東京駅から函館駅までの鉄道の長さと一緒
塹壕突発できないため、正面から突撃するしかなくなる。
機関銃の弾数を、撃たれる人間の数で越えようとしていた。
衛生環境も劣悪(風呂トイレ無し)で、細菌感染、赤痢、冬は凍傷で壊死する人多数 水も無く、ションベンや泥水、死んだ人・ネズミが浮かんでいる水を飲み、赤痢になる
ナショナリズム勃興により、戦争に参加していない男性が非難される社会の雰囲気
情報統制されていたため、前線の悲惨さが広まっていなかった。
膠着する東部戦線
ロシアがドイツを攻める
最初ドイツ軍が勝利
ヒンデンブルクはのちに、ドイツ大統領に。ヒトラーを首相に任命する。 国民の士気も上がる
ドイツ軍を指揮
辞任後、ヒンデンブルクとルーデンドルフが指揮をとる。
ヒンデンブルクはドイツ国内でも英雄視され、人気となる。
戦争に参加する動機として、ナショナリズムもあるが、戦友のためというモチベーションもあった。
アメリカ参戦するまで。
イギリスがドイツに面している海上に機雷を多く設置。
ドイツは物資不足に。
幼児の死亡率50%ほどに。
国全体が飢餓状態
ドイツも戦闘海域を定めた。
海域に入ればなんでも潜水艦で攻撃する
イギリスも困るが、アメリカも貿易ができなくなり非難
この作戦が始まる少し前に、アメリカを仲介者にドイツとイギリスとの和平調停寸前だった。が、無制限潜水艦作戦をドイツが再開し、没交渉となった。
アメリカにもビジネス影響と、アメリカ人が死んだり、アメリカ内でも怒りモード。
アメリカが戦争参加しやすい状況になった。
ドイツからメキシコに送信されたコード化されたメッセージ。
ロマノフ朝が滅亡
ドイツからみると朗報
が、ロシア共和国は戦争やめず、戦争続行。
ロシアの新政府弱く、総崩れ。国民からの信頼も無くなる。
この時レーニンはチューリッヒに亡命していた。ロシアに戻るには、ドイツを横切る必要があった。 無事ロシアに戻れた。
このあと、ソビエト連邦に。
ロシアは第一次世界大戦から離脱
ドイツは西部に集中できるようになった。
ドイツ、国全体疲弊し、士気下がっていく。
アメリカが参戦
アメリカが疫病持ってきたと言われている
イギリス軍が奇襲成功し、ドイツの戦線崩壊
指揮官パニックになる
同盟国のオスマン、オーストリアも物資不足で、飢餓状態が続き、休戦申請。
崩壊し始めるドイツ
休戦交渉の開始
戦争の開始責任はドイツにあると結論づけられ、多額の賠償金を払うことになった。
ドイツ内でも長期に渡る不満がつのり、それがのちのヒトラー支持、第二次世界大戦の開戦に繋がる
各国のその後
オーストリア
ロシア
セルビア
イタリア
勝利するも多大なる損害「損なわれた勝利」
続、各国のその後
イギリス
覇権を握っていたが、大戦で疲弊し、アメリカに多額の借金
イギリスの覇権が弱まり、アメリカが上位にくる
世界経済の中心がアメリカに。
アメリカが提案者だったが、アメリカは参加せず。
ドイツ、イタリア、日本も離脱し、国際連盟自体が機能しなくなる
フランス